2022-06-25 09:00

Windows10にインストールしたRedmineのポートを変更する


Windows10にBitnamiのRedmineをインストールしたのは良いものの、このままでは他のサーバアプリケーション(XAMPP等)とポートが被ってしまう(衝突、バッティング)可能性があるため、Redmineの方のポートを変更します。
XAMPPとか、他のサーバアプリケーションは使わないよ!っていう人はやらなくていい作業ですので、読み飛ばしてください。

Webサーバ(Apache)のポート変更

Webサーバのポート変更は簡単です。

「Apache Web Server」を選択して、右側にある「Configure」ボタンをクリックします。

Redmine_01

そうすると、↓のウィンドウが出てきます。

Redmine_02

Portの入力欄に、変更後のポート番号を入力し、「OK」ボタンをクリックします。
(今回はポート番号を80から81へ変更しました)
OKボタンをクリックすると、↓のウィンドウが出てくるので、「はい」ボタンをクリックします。
(なぜかここだけ日本語・・・。なんで??)

Redmine_03

「はい」をクリックすると、Apacheが再起動されます。


これでOK!・・・とはならず、SSL・・・つまり、httpsでアクセスした時のポートの変更をしなくてはいけません。

(インストールしたフォルダ)\apache2\conf\bitnami\bitnami.conf

をテキストエディタで開きます。

テキストエディタで開いたら、このファイルの中身を3ヵ所を書き換えます。
(というか443のポート番号になっているところを全部)

NameVirtualHost *:443
    ↓
NameVirtualHost *:444
Listen 443
    ↓
Listen 444
<VirtualHost _default_:443>
    ↓
<VirtualHost _default_:444>

変更したら、ファイルを上書き保存して、Apacheを再起動してください。



これでWebサーバのポート変更が完了しました。

DBサーバ(MariaDB、MySQL)のポート変更

DBサーバのポートを変更します。
こちらは、ファイルを直接編集します。
(Apache同様にConfigureで設定しようと思ったら、なぜか出来なかったので。。)

↓のファイルをテキストエディタで開きます。

(インストールしたフォルダ)\mariadb\my.ini

開いたら、下記の3ヵ所を書き換えます。(というか3306のポート番号になっているところを全部)
今回は、3306から3307へ変更します。

[mysqladmin]
port=3306
    ↓
port=3307

[mysqld]
port=3306
    ↓
port=3307

[mysql]
port=3306
    ↓
port=3307


次に、↓のファイルをテキストエディタで開いて編集します。

(インストールしたフォルダ)\mariadb\data\my.ini

[mysqld]
port=3306
    ↓
port=3307

[client]
port=3306
    ↓
port=3307


次で最後です。↓のファイルをテキストエディタで開いて編集します。
(インストールしたフォルダ)\apps\redmine\htdocs\config\database.yml

production:
port: 3306
    ↓
port: 3307


ファイルを編集し終えたら、MariaDB(MySQL)を再起動します。


これでDBサーバのポート変更が完了しました。

設定は以上です。
お疲れさまでした。

トラブルシューティング

上記の設定をやったけど、Internal errorが出てしまう場合、一旦「Stop All」ボタンで全停止させてみてください。
前停止後、下記ポートを使ったプロセスが未だ起動しているものがあるか確認をし、もし起動していたら、該当のプロセスを強制的に終了させてください。

80
443
3001
3002
3306

終了した後、「Start All」で起動させ、まだInternal errorが出るか確認してみてください。

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Writer

よしはら  慶  よしとき

企業にお勤めのシステムエンジニア。
山本彩さんが好き。(可愛いよね?)